こんにちは、hamakanaです🌷
今回は、私の大好きな邦画の1つで、昭和を代表する名作「蒲田行進曲」を紹介します。
京都の撮影所を舞台に、スター俳優の銀ちゃん(風間杜夫)と、彼の子を身ごもっている元人気女優の小夏(松坂慶子)、そして銀ちゃんを慕う大部屋俳優のヤス(平田満)の3人を中心に、いかにも昭和な、時に切ない人間模様が描かれています。
妊娠した小夏をヤスに押し付け夢を追い続ける銀ちゃん、それでも銀ちゃんが好きな小夏、銀ちゃんと小夏を支え、なおかつ銀ちゃんが輝けるよう命の危険さえ伴う「39段の階段落ち」の役にチャレンジしようとするヤス。
初めてこの映画を見たとき、私はたしか中学生くらいで、テレビでやっていたので何となく見ていただけだったのですが、どんどん話に引き込まれていき、最後は子どもながらもめちゃめちゃ感動して、いまだに忘れられない名作です。
大人になってからも、テレビやレンタルビデオでまた観て、結末まで知っているのに毎回涙がこぼれてしまう・・・。
この映画の印象があまりに強いので、主演の3人を他のテレビや映画で見かけても、まず蒲田行進曲を思い出してしまうほどです。
それから、映画とともにずっと耳に残っている主題歌ですが、この曲は1997年からJR蒲田駅下り線の発車メロディに使われています。
映画で流れる蒲田行進曲は少しはつらつとした感じもある昭和歌謡ですが、駅メロはオルゴール音なのでノスタルジックな雰囲気です。
時代も変わり、このような映画はもう作られないだろうなと思うので、お煎餅をかじりながら、昭和を懐かしんで観てもらいたい映画です。
「蒲田行進曲」出演:松坂慶子/風間杜夫/平田満 監督:深作欣二 脚本:つかこうへい 107分 1982年製作