こんにちは、hamakanaです🌷
今回は、かなり前になりますが、私が英検準1級とTOEIC900点をとったときの勉強法を紹介します。
TOEIC® Listening & Reading Testで高得点を目指す方の参考になれば幸いです。
◆すぐにTOEIC攻略法をご覧になりたい方は「TOEICスコアアップのために必要なこと」から読んでください。
はじめに
私が紹介する映画はほぼハリウッド映画なのですが、そもそも洋画を見始めたきっかけは英語の勉強だった気がします。
短大の英語学科を卒業して外資系の会社に就職しましたが、あまり英語を使う機会はなく、私の英語力は日常会話レベルでした。
(高校生の時に英検2級を取得しましたが、その後準1級にチャレンジするも挫折してました。)
出産後は専業主婦をしていましたが、再就職するときに履歴書に書けたらいいなと思い、30歳を過ぎたころ英検準1級の勉強を始めました。
最初は英検だけのつもりでしたが、就職には英検よりTOEICの方がいいらしい、と当時何かで聞いて、TOEICも受けてみることにしました。
英検準1級からTOEIC受験へ
英会話イーオン(AEON)の英検準1級コースに1年程通学しました(週1回・50分)
(現在、試験内容が少し変わっているので準1級は簡単に書きます)
- 授業は日本語、講師も日本人の方でした。
資格試験コースなので日本人の先生で良かったと思います。 - 教材は試験内容に合わせて作られていたイーオンの教科書1冊。
(リスニング用のCDが付いていたと思います) - 毎回必ず予習をして教室に通いました。
- 教科書をほぼ終えて一次試験を受験、無事合格しました。
一次試験のリスニングは、スピードがそれほど速くないので、参考書等に付属しているCDで練習するだけで大丈夫です。 - 二次試験の面接練習もイーオンでできました。
- イーオンの教材に加え、二次試験対策の参考書を1冊買って音読練習をしました。写真の教材は改訂版です。
TOEICにチャレンジ
英検の一次試験が終わったころ、TOEICの試験に始めてチャレンジしました。
スコア表が残っていないのですが、1回目の結果は500点台だったと記憶しています。
TOEIC用の対策はしていなかったので、時間配分が良くなかったと思います。
その後2回受験して、2回目は700点台、3回目には900点に到達しました。
英検準1級の勉強を始めてから約1年半かかりました。
hamakana🌷
TOEICスコアアップのために必要なこと
結論から言うと、TOEICで高得点をゲットするには、語彙力とリスニング力、この2つを強化することと、試験当日のリスニングパートの問題の先読み、リーディングパートの時間配分がポイントになります。
語彙力アップ
単語・イディオムは文で覚える
ボキャブラリー(語彙)を増やすため、語彙・イディオム(熟語)の参考書に書いてある英文を繰り返し書いて覚えました。
単語を覚えるときは、単語だけでなく、例題の英文を丸ごと覚えるようにします。
同じような意味の単語・熟語が複数あるとき、どのような場面でどの単語・熟語を使うのがベストなのかわかるようになりますし、そのまま「文法」の勉強にもなり、穴埋め問題等でも役に立ちます。
私の場合、英文の覚え方は、ひたすら書くこと。
すぐに覚えられるものは2回くらい、覚えられないものは5回以上、英文をつぶやきながら、チラシの裏などに書きまくりました。
初めてインクがなくなるまでボールペンを何本も使いましたが、使い切る度に何か達成感のようなものを感じました。
余っているノートやボールペンがあったら、どんどん使っちゃいましょう。
英検もTOEICも難関は「長文読解」だと思いますが、少なくとも準1級までは、ある程度の語彙力があればなんとかなる、というのが私の感想です。
一言一句すべてを理解できなくても、長文で語られている全体的な意味を把握できれば良いのです。とにかく語彙を増やしましょう!
私が使った参考書はこちらです。未だに大事に持っていて、もはや私のバイブルです。
同じ本はもう売っていなくて、改訂版がおそらくこちらだと思います。
重要単語はそんなに変わっていないと思いますが、例文やレイアウトなどは変わっているかもしれません。
英英辞典の活用
今はこれが普通だと思いますが、紙の辞書より断然電子辞書をお勧めします。
英和・和英・英英・国語辞典が入っていればOKですが、できれば音声が聴ける機能があった方が良いと思います。
高機能すぎると操作の手間が増えるので、シンプルなものをおすすめします。
単語を調べるとき、まず「英和」で意味を調べて、その後「英英」でその単語を英語で説明している文も読むと、より理解が深まり英文読解力も向上します。
ついでに類義語・同義語も読んでおくとさらに良いです。
調べたことを一度に全部覚えられなくても、忘れてしまっても大丈夫です。
繰り返し勉強していくうちに身についていきます。
hamakana🌷
リスニング力の強化
英語字幕を徹底活用
英語ドラマのDVDの英語字幕を活用しました。
昔、レンタルビデオがVHSテープだったころは、字幕を選べるような機能は無かったと思いますが、DVDでは、音声と字幕でそれぞれ日本語・英語を選べたり、字幕をオフにしたりできますよね。
これは便利!と、早速DVDで勉強を始めましたが、初めて観る作品は、いきなり英語字幕や英語音声だけで観ても、内容がよく理解できませんでした。
いろいろ試してみた結果、日本語字幕→英語字幕→英語音声のみ の順で同じ作品を繰り返し観ることが、耳を鍛えるのに非常に効果的でした。
意味が分からないまま何度も英語だけで観るよりも、一度日本語字幕で内容を理解してから英語字幕で観たり、字幕をオフにして聴いたりした方が、早く英語を聴きとれるようになるのです。
リスニングの勉強には、映画よりシットコム(situation comedy)のようなテレビドラマがおすすめです。
映画は1本2時間くらいかかりますが、テレビドラマだと1話20分程度なので、1時間に3回繰り返し観られます。
映画ではセリフのないシーンも多くあったりしますが、テレビドラマは次々にセリフが出てくるので待ち時間が少ないです。
セリフのスピードが速すぎて、初めは全然聴き取れなくても、繰り返し観ているうちに耳が慣れてきて徐々に聴きとれるようになります。
そして正しく聴きとれるようになると、知らない単語でもスペルが予想できるようになり、その単語を調べることでまた語彙力がアップする、という嬉しいスパイラル状態になります。
繰り返し聴くことが大事なので、次々に違う作品を観るより、同じものを何度も観る方がリスニング力アップには効果的だと思います。
※クローズド・キャプション(英語字幕)は、いわゆる映画の字幕とは違い、セリフとほとんど同じ英語が表示されるため文字数がとても多いですが、ときどき何度読んでも聴こえてくる英語と違うな、と思う英文が表示されていることがあります。
字数の問題等で省略されていたり、別の表現になっていることもあるようです。
(そういう英語こそ、なんて言っているのか知りたいんですけども…)
今はDVDだけでなく、Amazon Prime VideoやYoutubeなどでも英語字幕を表示できるので、是非活用してみてください。
おすすめの番組
私はNBCの「Friends」にはまり、全シーズン楽しく観ました。
中でも「Friends」Season1のEpisode1は最高に面白くて何回でもリピートできてしまうので超おすすめです。
当時人気のあった「アリーmyラブ」「ER」なども観ましたが、法律や医療用語はちょっと難しいので、勉強優先なら日常生活を描いている作品の方が良いと思います。
ただ、興味のないドラマだと繰り返し観ることができないので、お気に入りのドラマがあればそれがベストです。
TOEIC試験用の教材
参考書は「730点をめざす」「900点をめざす」等、ターゲットとしているスコアがわかるものを選んで勉強しました。
(英検合格後にイーオンは卒業したのでその後は独学でした。)
試験直前には、TOEICのテストが3回分入っている問題集を使いました。
時間もきっちり計って、できるだけ本番と同じ状態で練習しました。
私が勉強していたころ、TOEIC Friendsという雑誌があって、TOEICの模擬試験も1回分ついていてとても良かったのですが、今は発行されていないようですね…。
※中古本はネットで探せるようなので、書き込みがないものなら購入してもいいかも。
hamakana🌷
試験当日の心得
TOEICはとにかく問題数が多いですよね。
高得点をゲットするには、リスニングでは問題の先読み、リーディングでは時間配分が大事になります。
リスニングパート攻略法
テスト問題開封OKになったら、質問が流れる前に、その都度問題の写真や解答選択肢にざっと目を通しておきます。
質問は2回繰り返されるので、1回目を聴いたら答えをマークし、2回目で確認するというパターンにします。
わからない問題があってもあまり悩まず、すぐに次の問題に頭を切り替えます。
※わからなくてもどれか1つにマークしておきましょう。当たればラッキーです。
写真を見て答える問題は比較的簡単だと思いますが、その後、会話や長文を聴いて選択肢から解答を選ぶ問題になります。
ここでも、まず、質問を聴く前に、ざっと解答選択肢に目を通し、どんな質問がくるのか予想しておきます。
数字なのか、名前なのか、理由なのか…、問題が後になるほど難しくなりますが、解答選択肢を意識して問題を聴くことで正しく解答できる確率が高まります。←これ本当に有効です!
リーディングパート攻略法
リーディングパートは時間との戦いですので、わからない問題には時間をかけず、できるだけ早く長文読解に進めるようにしましょう。
長文問題の前には、知らなければ答えられないイディオム(熟語)や文法問題もあるので、直感で答えられなければ、とりあえず一番可能性のありそうな選択肢をマークしておき、どんどん次の問題に進みましょう。
時間が余ったら、戻ってもう一度考えましょう。
TOEICはどの問題が何点なのか明記されていませんが、おそらく長文読解は配点が大きいので、長文問題を攻略できれば高得点が期待できます。ここは確実に正解を選べるようしっかり時間を確保しましょう。
先に得意な分野から解答するのが良いという考え方もありますが、私はマークシートへの転記間違いが怖いので、問題は順番に解いていく派です。
まとめ
- 高得点をとるために語彙力・リスニング力を強化する
- 語彙を増やすには、単語ではなく文で覚える
- 日本語字幕→英語字幕→英語音声だけの順で英語ドラマを観る
- リスニングパートは質問が流れる前に解答選択肢を読んでおく
- リーディングはどんどん解答し、長文問題に時間をかける
最後に
一度身につけたリスニング力は落ちない
2001年に900点を達成した後、フルタイムの仕事に就くことができましたが、夫の転勤で辞めることになり、その後英語の勉強から遠ざかっていました。
引っ越し後は7年くらいパートの仕事をしていましたが、2019年に再度フルタイムでの就職活動を始め、履歴書にスコアを書くため久しぶりにTOEICを受験しました。
送られてきたスコアを見てびっくり!
ほぼノー勉強で臨んだため、リーディングはだいぶ落ちてしまいましたが、リスニングで455点も取れていたのです。
リスニングは問題の内容がリーディングよりも簡単なので、聴きとりさえできれば点数が取れるんですよね。
一度身に着けたスキルがキープできていて嬉しかったです。
20年の歳月を感じるスコア表
デザインも変わりましたね。
コロナの前に再就職先が決まり、現在も同じ会社に勤務しています。
今の仕事では英語はあまり使わないのですが、これからも映画を楽しみながら英語の勉強も続けていこうかなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、これからTOEICを受験される方の参考になれば幸いです。
hamakana🌷