こんにちは、hamakanaです🌷
今回は、1998年公開、若きブラッド・ピットが爽やか好青年とその青年に乗り移った死神の2役を演じた不思議な物語「ジョー・ブラックをよろしく」を紹介します。
死期の迫った富豪と彼の元に現れた死神との交流、そして、富豪の娘である人間の女性と死神との間に生まれた恋愛の2つを軸に、深い親子愛や夫婦愛も描かれているファンタジックな映画です。
180分の長編なので、時間と気持ちに余裕があるときにゆ~ったり観てくださいね♪
あらすじ(一部ネタバレあり)
物語は、富豪の父ビル・パリッシュ(アンソニー・ホプキンズ)の65回目の誕生日を盛大にお祝いしようと、長女アリソンが中心となって、郊外の邸宅でパーティの準備が進んでいくところから始まります。
(ブラッド・ピットが登場するまでちょっと時間がかかりますが、少々お付き合いくださいね)
次女のスーザン(クレア・フォーラニ)は、父の会社で将来の後継者と目されるドリューと恋人関係にありますが、二人の間にそれほどの情熱は感じられません。
敬愛する父から「相手なしでは生きられないと思うような、無我夢中になれる恋をしてほしい」と諭された日、スーザンは仕事前に立ち寄ったコーヒーショップでまさに運命の相手と思えるような青年と出会うのですが、その青年はスーザンと別れた直後に事故死してしまいます。
その後、ビルの元に、事故死した青年の体を乗っ取ったという死神が現れ、ビルが亡くなるまで少しの間、人間界のガイドをすることを要求し、常に行動を共にするようになります。
同じ日の夜、夕食に訪れたスーザンは、青年を見て驚きます。
そして最初に出会ったときとは全く印象が違う彼の様子に困惑しますが、次第に二人の関係は親密になっていきます。
青年の正体が死神であることを知っている父の心配をよそに・・・。
みどころ①若きブラッド・ピットがただただ眩しい♡
まずはコーヒーショップでスーザンと出会うシーン。
ブラッド・ピットの爽やかでキュートな笑顔と陽気で楽しいおしゃべり・・・、映画を観ている人全員、ここで恋に落ちるでしょう。
何年経ってもこのシーンは忘れない、本当に素敵な二人のやり取り。
私がこの映画で一番好きな場面です♡
そして死神になってからのブラッド・ピットは、爽やか好青年とはまた別の、タキシードが似合う落ち着いた正統派二枚目の顔を見せてくれます。
「人間界に慣れていない死神」なので、珍しいものを見たり食べたりするときの反応がちょっと子どものようで可愛かったりもします。
見どころ②アンソニー・ホプキンズの重厚感
「羊たちの沈黙」の印象が強烈すぎるアンソニー・ホプキンズですが、この作品では一貫して、部下たちからの信頼の厚い敏腕経営者であり、また家では威厳があって娘思いの優しい父親でもある一流の紳士を演じています。
単なるお金持ちではなく、何事にも信念をもって生きてきた、尊敬すべき人物であるビルにどんどん惹きつけられていきます。
見どころ③BGM「What a wonderful world」
映画の終盤、ビルがこの世を去っていくときのシーンで流れるBGMが素晴らしい。
少しテンポが速めですが、これまでの人生がとても素晴らしかったことを象徴するように、名残惜しい人生の最後をバイオリンの切ない音色が彩ります。
Hamakana🌷のつぶやき
最初にこの映画を観たときは、コーヒーショップでスーザンと出会った時の、超爽やかなブラッド・ピットがとても印象的だったのですが、最近もう一度この映画を観てみたら、意外なところでジーンとしてしまいました。
アリソンが、誕生パーティーで出すケーキを選んでもらおうと父に話しかけるのですが、パーティーには全く関心がない父が、うっかり「クソ・パーティー」と言ってしまう場面。
父のために最高のパーティーを開こうと時間をかけて準備しているアリソンはショックを受けて泣いてしまいますが、夫のクインスが優しく優しく慰めるんですよね。
それを見た父はすぐにケーキを試食してちょっと大げさに喜んで、同席している人がみんな笑顔になる。
ただそれだけのシーンなのですが、この場面が印象に残るって、私も歳をとったのかな~。
相手が傷つかないよう思い合って表現できる関係っていいですよね。
公開から20年以上経っていて、ネットもスマホもない時代の話ですが、今観ても古臭さを感じさせない上品な作品で、公園かと思うほどの広大な庭のある邸宅や、プール付きのペントハウス、ヘリで出勤、豪華なパーティーなども見どころとなっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。